デザイン・アート・広告賞今月の展覧会&コンペティション
櫻坂46展「新せ界」
世界という言葉はもともと仏教用語で、「世」は過去、現在、未来を含む全ての時間を、「界」は空間を指すと言われている。そしてこの「世」が長い時間をかけて変化し、ひらがなの「せ」が生まれた。櫻坂46も世=時を経て、大きく形を変えてきた。その象徴としての意味が「せ」に込められている。また櫻坂46は、衣装、MV、ダンス、CDジャケットといったクリエイティブに注力していることでも知られるグループでもある。本展では、それらの制作過程を通じて彼女たちの歴史や未来とともに、日本のポップカルチャーにおける最先端のクリエイションを体感できる。
櫻坂46展「新せ界」 | |
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六本木ミュージアム |
日本美術において、古来より重要なモチーフとされてきた「虫」。特に蛍や鈴虫は愛好され、文学作品にも度々登場してきた。江戸時代中期以降に娯楽として広まった虫聴や蛍狩は、現代においても愛されている娯楽である。日本の虫めづる文化は、こうして長い時間をかけて育まれてきた。そのピークが、本展で焦点が当てられる江戸時代だ。虫めづる文化の大衆化が進んだ江戸時代を中心に、中世や近現代の「虫めづる日本の人々」の様相と、虫と人との親密な関係を改めて見つめ直す。会期中展示替えあり。
虫めづる日本の人々 | |
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サントリー美術館 |
アートセンターをひらく 2023-地域をあそぶ
「地域」と「あそぶ」をテーマに、水戸芸術館から周辺地域へ繋がる展覧会。水戸芸術館の隣に位置する水戸市民会館の開館を祝して開催される。会場には子どもからシニアまで幅広い層の人々が創作と交流を楽しめる場が設けられる。展示されるのは、会期を通して進行するプロジェクトや水戸芸術館のコレクション作品の数々。地域との協働により生まれたプロジェクトも紹介する。
アートセンターをひらく 2023-地域をあそぶ | |
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水戸芸術館現代美術ギャラリー |
堅山南風《大震災実写図巻》と近代の画家 大観・玉堂・青邨・蓬春
2023年、1923年の関東大震災から100年の節目を迎える。本特集展示では、震災を描いた堅山南風《大震災実写図巻》が展示される。巣鴨で被災した南風は浅草や上野に出向いて、被害状況や復興に至る様子を描き留めた。そして後に31枚の絵を3巻に仕立てた。併せて、南風と同時代の画家による作品12点を初公開。会期前半となる9月10日までは、日本の風景を題材とした、横山大観、川合玉堂、棟方志功、山田申吾の作品を展示する。9月13日以降の会期後半では、竹内栖鳳、鏑木清方、小杉放菴、前田青邨、山口蓬春による人物や動植物の絵画が紹介される。
堅山南風《大震災実写図巻》と近代の画家 大観・玉堂・青邨・蓬春 | |
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半蔵門ミュージアム |
THE ドラえもん展 NAGASAKI 2023
「あなたのドラえもんをつくってください」――国内外で活躍する28組のアーティストたちへの…