新たな手法を生み出したブランドムービー2001→2023
BMW「BMW Films」(2001)に始まるとされる、オンラインを主戦場とする「ブランドムービー」の歴史。20年以上に及ぶ変遷の中で、どのような手法や表現が生まれてきたのか。Whateverの川村真司さん、電通の佐藤雄介さん、PARTYの眞鍋海里さんの3人に、特に心に残ったものを挙げてもらいながら、約20年を振り返ってもらいました。
名作動画70本に学ぶブランドムービー変遷史2023
話題のWeb動画を仕掛けてきたプランナーやディレクターたちが考える名作Web動画とは?「記憶に残り続ける」「嫉妬した」「新たなフォーマットを生んだ」国内外、王道の広告からミュージックビデオまで、計31本のWeb動画を紹介。
近所のおじさんの脱力感ある呟きのようなナレーションと斬新なアニメーションの表現で、さまざまな世代の住まいに関わる悩みをユーモラスに描いています。今見ても楽しく、なによりも“親しみやすくわかりやすい”広告で、ACC賞に入賞したのも納得です!
カメラワーク、女性2人のキャラクター、音の使い方……全てが絶妙に癖になるのですが、無駄を削ぎ落とした構成で、そのインパクトと同時に“情報がまず残る”という点が本当にすごいです。編集のテンポ感が気持ちよく、当時WebCMで何度も見ましたがついつい最後まで見てしまいます。
太陽企画 ディレクター
池田 萌
大統領専用航空機に「Still Free」と落書きするという大胆な企画と、巧妙な「本物らしさ」の演出がどこまでも試聴を引っ張る。マス広告ではなく、媒体費ゼロでネットユーザーが拡散させたバイラルムービーの祖。バイラルやモキュメンタリーを考えるときにいつでも立ち戻ることのできる名作。
わざわざサウンドロゴで歌い込んでもしょうがないような一般名詞を採用するギャグセンスの高さと、
「訳のわからない映像」が醸し出す力の強さと速度を改めて実感します。元ネタを予想しながら楽しんでいるうちに番組名に落ちる鮮やかさは圧巻。
GLASSLOFT ディレクター
伊勢田 世山
スキップさせない広告の名作。CM然とした絵づくりから一転、予想外の展開が始まり、この先どうなっちゃうの?感で...