宮崎県の神楽酒造が7月25日から、麦焼酎「ひむかのくろうま」の新たなテレビCM「いろいろ合う」篇を公開した。同社の寺本貴尚さんによると、37年ぶりのパッケージリニューアルとともに若年層への訴求を強化することが狙いだ。「焼酎の消費量は年々下降傾向にありますが、この機会に新たな飲み方を提案し若い世代にも当社商品を楽しんでもらいたいと思いました」(寺本さん)。
1954年設立の神楽酒造は、国内焼酎メーカーの売上高で14位(2021年、帝国データバンク調べ)。「中堅のメーカーだからこそ、突き抜けた表現で話題の創出を目指しました」と、2019年から同社と取引のあるBBDO J WEST メディアソリューション局長 土田竜也さんは説明する。
爽やかな味と香り、クセのない味わいといった商品の良さを最大限引き出すため、切り口としたのが「塩(を使った料理)と合わせる」というアイデアだ。I&S BBDO コミュニケーションプランナーの冨田浩一郎さんは「食にこだわりが...