
「女神の街」のカット。撮影中の空き時間に女優が自由が丘の街を散策し、偶然出会った地元住民との会話を通して街の成り立ちに触れていく。タイトルは駅前の「自由の女神像」に由来。
8月8日、自由が丘商店街振興組合が、自由が丘の街を舞台にしたPRムービー「女神の街」を公開した。映画撮影で街を訪れたふたりの若手女優が待ち時間中に地元の年配の女性に声をかけられ、自由が丘の歴史を知るというストーリーで、「映画の撮影中の出来事を描いた映画」というメタ的な構造の作品となっている。
制作したのは映画監督・横山翔一さん。10月28日公開の映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』とほぼ同じスタッフ・キャストでつくられ、映画同様のクオリティにこだわった。「当初は30分の映画を2本つくる案もあったのですが、最終的に“映画を撮るクルーの様子を撮る”という設定に(笑)。自由が丘はオシャレな店が多いなど敷居の高いイメージで語られることが多いのですが、実は焼き鳥店や和菓子店なども並ぶ庶民的な街。若い女性が街を巡る様子を映画として描くことでありのままの様子を伝え、従来の印象を覆し、気軽に『行ってみたい』と...