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スタイリストの仕事の実情「言葉と感覚からストーリーを想像する」

申谷弘美(スタイリスト)

ブレーンのCreative Naviのコーナーに多数登場するクリエイターたち。それぞれの職種のスペシャリストたちの、仕事の実像に迫ります。

スタイリスト
申谷弘美(しんたに・ひろみ)

富山県生まれ。映画では岩井俊二監督、中島哲也監督の作品に多数参加。最近参加したテレビCMは、アサヒビール、大塚製薬、花王、キユーピー、サントリー、資生堂、明治、ロッテ、三井不動産、三井住友銀行、三菱地所ほか多数。

ストーリーを想像してスタイリング

「私、からだの4分の1はお弁当でできているんです(笑)」と話す、申谷弘美さん。少なくとも4日に1回は撮影を──しかも35年以上にわたって続けてきた。

文化服装学院在学中に、スタイリストの北村道子さんに師事。わずか半年後、1982年に独立し現在第一線でスタイリストを続ける。最近では、「三菱地所と次にいこう。」シリーズの高畑充希さんの衣装などを手がけている。

最初からこの道を目指したわけではない。ルーツとして挙げるのであれば、小さい頃に実家の布団工場で、布団の生地サンプルを縫い合わせて人形の洋服をつくって遊んでいたこと。布団の生地の色、柄、肌触りが大好きだった。そのまま申谷さんの心の赴くままに身を任せていたら、いつの間にか...

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