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美術の仕事の実像「大事なのは『素人の目』と『品』」

小林康秀(ビアード)

ブレーンのCreative Naviのコーナーに多数登場するクリエイターたち。それぞれの職種のスペシャリストたちの、仕事の実像に迫ります。

ビアード
小林康秀(こばやし・やすひで)

武蔵野美術大学をでてから故成田亨氏に師事。マーブリングファインアーツを経て、1992年ビアード設立。

大事なのは「素人の目」と「品」

としまえん、資生堂「TSUBAKI」、宝島社「死ぬときぐらい好きにさせてよ」──名だたる広告の数々で美術を担当してきたのが、ビアードの小林康秀さんだ。「気楽にやってきたから、飽きずに続けてこられたのかもしれないですね」と豪快に笑う。

武蔵野美術大学で油絵を学ぶ傍ら、日活の石膏部でアルバイトをして学生時代を過ごす。卒業後は『ウルトラQ』『ウルトラマン』などの作品で「ウルトラマン」や怪獣などのデザインを手がけた成田亨さんの会社に入社。『樺太1945年夏 氷雪の門』(1974年公開)などの特撮映画で美術を担当した。

その後マーブリングファインアーツに入社し、博報堂のスチール撮影のセットや美術に携わるように。時を同じくして博報堂に入社したアートディレクター 大貫卓也さんとの出会いが、小林さんをそのまま広告の世界に...

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