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照明の仕事の実情「太陽も月もつくれる、だから照明はやめられない」

中須岳士(style 玄庵)

ブレーンのCreative Naviのコーナーに多数登場するクリエイターたち。それぞれの職種のスペシャリストたちの、仕事の実像に迫ります。

style玄庵
中須岳士(なかす・たけし)

1968年生まれ。日本映画学校を第1期生として卒業。在学中からフリーの照明助手として映画やテレビドラマ、広告制作などに携わり、渡邊孝一氏、中村裕樹氏、熊谷秀夫氏などさまざまな手法を持つ照明技師に師事。

「太陽も月もつくれる、だから照明はやめられない」

auの「三太郎」シリーズ、「TOYOTOWN」「niko and…」のムービーなどを手がけてきた照明技師 中須岳士さん。その技術は映画の現場で培われてきた。幼い頃から映画好きで、高校では映画研究部に入り監督志望。当時設立されたばかりの日本映画学校を受験した。「合否の電話に出たら、『監督のコースはダメだったけど、撮影照明コースなら入れるよ』って(笑)。入学後もコース替えのチャンスがあると聞いたので、まずは撮影照明コースで入学することにしたんです」。

しかし入学後、周りの監督志望者の熱を体感し「自分はそれには及ばない」と断念。撮影照明コースでの選択が、その後の人生を大きく変えた。「やっぱりほとんどの生徒が撮影をしたいんです。だから競争率が低い...

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