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建設業のその先へ「つくるを、つくり変えろ。」

大林組「MAKE BEYOND つくるを拓く」

大林組は1月1日、ブランドビジョン「MAKE BEYOND つくるを拓く」を発表した。それに合わせて、佐藤健を起用した新テレビCMや交通広告を掲出。新たな大林グループの在り方を大々的に打ち出した。

1月1日付の毎日新聞に出稿した新聞広告30段。

目指すべき姿を模索

「MAKE BEYOND つくるを拓く」の企画の始まりは、2019年に遡る。大林組は2022年の創業130周年を見据え、電通コンサルティングと共に今後の同社の在り方や目指す姿を模索し始めていた。ワークショップや社員へのインタビューを終え、いよいよブランドビジョンを言語化していく段階で、電通のクリエーティブチームが参加したという。

当時のことをクリエーティブディレクター 奥野圭亮さんは、「大手のゼネコンとして確固たる地位があるにもかかわらず、『変わらなければいけない』という意識のもと、意見がさかんに飛び交っていました。風通しのいい企業なんだな、というのが第一印象です」と振り返る。経営層の会議では、建設業を基盤としつつもそこに縛られない、これからのあるべき姿が模索されていた。

打ち合わせを重ねる中で、役員らへのヒアリングも経て生まれたのが、ブランドビジョン「MAKE BEYOND つくるを拓く」だ。

「大林組は建設業を軸にしつつも、宇宙エレベーターやアワビの養殖、都市での野菜栽培など、幅広い『つくる』に挑戦しています。その姿勢をもとに考えました。建設業らしい『BUILD』ではなく『MAKE』を用いたのもそのためです。また『拓く』は、議論の中でも実際によく出ていた言葉で、企業としての姿勢がよく表れていると思います」と、奥野さん。ボディコピーは「つくるを、つくり変えろ。」と続く。つくることそのものをつくり変えていく、人類共通の「BEYOND」の姿勢を示したという。

奥野さんたちはまた、社内向けのコミュニケーションも担当している。実際の大林組社員を撮影してムービーにするなど、社員がより会社に親しみをもてるような企画を実行していった。コピーライター 小川祐人さんは、「社内向けのコミュニケーションと社外向けの企業広告の双方から、大林組の社員の皆さんを...

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