五島列島の「椿」を軸にしたブランディングプロジェクト
五島列島に自生する「やぶ椿」を軸に新たな産業を育て、島を活性化する。それが「五島の椿」プロジェクトの目標だ。「五島の椿=椿を使った良質の製品」というイメージを定着させるべく、ブランドの認定マークを軸にしたブランディングを展開している。
身近にある暮らし 地域活性化のクリエイティブ事例
福岡都市圏の住宅都市である春日市は、2017年度に市民ワークショップによりブランドイメージ「みんなで春をつくろう」を決定した。市の秘書広報課はこのブランドイメージに沿った形で情報発信を展開。2019年11月には福岡市内の繁華街でイベント「GOOD SPRING PROJECT」を行った。
「みんなで春をつくろう」のロゴとコピー。
福岡市に隣接する春日市は、博多駅、福岡天神駅いずれからも15分程度という交通利便性の高さで人気の住宅都市。「協働のまちづくり」を掲げ、市民との対話を大事にして、教育面ではコミュニティ・スクールの成功事例として全国から視察がとだえない。しかし、転勤族が多いエリアゆえ転入出が多く、市民の愛着を育むことに課題を感じていた。そこで市の秘書広報課を中心に広報力の強化に向けて5カ年計画を策定。初年度である2017年度は、春日市のブランドイメージ「みんなで春をつくろう」を市民参加のワークショップで決定。ロゴも公募し、市民投票により決定した。
市は翌年度からこのブランドイメージに沿った形でシティプロモーションを行っている。一般的に行政が行うプロモーションは...