ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。今回はフランスを拠点とするグラフフィックデザインスタジオ Helmoです。
Q1. 表紙のアイデアについて教えてください。
ふたつの頭を持つ蛇は、コンビで活動している私たちを表しました。Helmoの作品の核は、15年以上にわたって関わってきたさまざまなプロジェクトから成ります。ヘビのカラフルな胴体はそれを表しました。このヘビは、画像であると同時にイラストであり、記号でもあり、文字の一種のようなものです。画像とテキストの間にある、曖昧な表現に惹かれます。
Q2. そのアイデアはどのように生まれましたか。
12色のシルクプリント画像(10x10cm)をスキャンしたものです。網点が目に見えるくらい大きさで、不完全な印刷を施していますが、これは私たちが印刷物の温かみを好むためです。一方で、デジタルはどこか冷たい印象を受けます。「Print is not dead!」、それを『ブレーン』が証明していますよね。
Q3. 日本の広告やデザインについてどう思いますか。
常に関心を持って見ています。日本には西洋の文化とはまったく異なる、精密な視覚文化があり、そこからインスピレーションをもらっています...