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名作コピーの時間

「これなら自分にもできる」と錯覚するほど軽やかだった

中治信博(ワトソン・クリック)

    泣かせる味じゃん

    サントリー/1983年
    〇 C/渡辺裕一

    Tell me GATSUN(ガツン)

    サントリー/1998年
    〇 C/多田琢

    「小学校に行ったらもうケンカせんけんのう(ポカッ)」「きびしいのう」

    小学館/1980年
    〇 C/杉山恒太郎、安西俊夫、和田光弘

会社に入って2年目で東京から大阪へ転勤になり、新しい職場に行ってみたらそこでは「君は平面の(と昔は言ってた)コピーライターだ」と言われ、それから7年間電子レンジのスペックなんかを書きながら悶々と過ごしました。そんな時、サントリーCANビールのCMでペンギンのアニメが日本中で大人気に。夢のような甘酸っぱい世界がそこにありました。CMって素晴らしいと思いました。

「スイートメモリーズ」を歌っているのは松田聖子ですが、最初はそれが秘密だったんですよね。近所の人に「広告を作っている」と言うと、「あのペンギンみたいなのですか?」と目を輝かせて聞かれ、何も答えられませんでした …

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「これなら自分にもできる」と錯覚するほど軽やかだった(この記事です)
コピーは、強くすることもできるし、すべてを殺しもする。
僕がナチュラルにキャッチされたコピー
お前のつくる広告には、ちゃんと「危なさ」があるのか
コピーライターになれと言ってくれたのは一人だけだった。
僕はコピーライターの難しさと奥深さを味わっている。
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