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心に残ったプレゼン術

業界全体を捉えた社内にはない視点が決め手に

奥村組 藤本義浩

総合建設業の奥村組は1月28日より、テレビCM「建設が、好きだ。」篇と、女優 森川葵さんが出演する「建設LOVE 奥村くみ」篇を放映している。両CMとも「建設が、好きだ。」がコンセプトで、竹原ピストルの書き下ろし楽曲『いくぜ!いくか!いこうよ!』を使用。建設現場を舞台に、同社で働く社員の思いを「建設が、好きだ。」篇では愚直に、「建設LOVE 奥村くみ」篇ではコミカルに表現した内容になっている。

「建設業界は大手以外の社名認知が低く、業界自体もよいイメージを持たれていないという課題があります。当社も例外ではなく、積極的なPR施策の必要性を感じていました」と社長室広報課長の藤本義浩さんは話す。同社では、2016年から広報活動に力を入れ、技術研究所で公開実験を実施し、その様子を収めたPR動画の制作などを行ってきた。

その当時から電通関西支社とともに広報展開を続けており、今回のCM制作は「大阪国際女子マラソン」への協賛を提案されたことから始まったという。大阪に本社を置き、社長が大阪建設業協会の会長を務め、女性の活躍推進も掲げる同社は、提案を対外的なPRのほかにもインナー向けの施策や社会貢献としても協賛する意味があると判断し、実施に踏み切った。協賛には社名の掲示だけではなく、マラソン中継番組内に600秒のCM放映枠の提供があった。

「建設が、好きだ。」のコンセプト策定にあたっては、同社の理念である「堅実経営」「誠実施工」や企業文化について多岐にわたるヒアリングが行われた …

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