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会社のアイデンティティを体現するオフィス─FICCオフィス訪問

FICC

エントランス。ソファやグリーンは可動になっており、様々な用途に使えるスペース。

デジタルエージェンシーのFICCは今年10月、東京本社を渋谷から赤坂に移転した。移転とタイミングを同じくして、企業ロゴを刷新。新しいオフィスは、ロゴにも込められたFICCの行動指針である「FIND A BETTER WAY(まだ見ぬ未来の価値のために)」を強く打ち出すものになっている。

この言葉が指すのは、未来の価値のために学び続ける姿勢であり、ロゴが掲げられたエントランスはその象徴だという。ここでは勉強会や全社ミーティングが行われているほか、ゆくゆくは外部から参加できるセミナーを行う計画もある。奥の執務エリアには、書籍を集めた読書エリアが設けられており、いずれも「共に学び、成長し合う場」と位置づけている。

もう1つ、象徴的なのがオフィスの端から端をつなぐ一本の通路だ。ロゴの3本線同様、まだ見ぬ未来の価値を創造するために歩み続ける姿勢を表現している。「会議室エリア、執務エリア、バックヤードなど各エリアにアクセスしやすいように設計しました。この通路から社内を見渡しやすくなったことで、結果的に社員同士のコミュニケーションの量も増えました」とFICC 取締役 戸塚省太さんは言う。

会社を移転するにあたっては全社員にアンケートも取っており、ここから「執務エリアにテレビを設置してほしい」など現場の要望も反映されている。赤坂見附駅すぐという利便性の高いロケーションになったことで、働きやすさも向上した。こうした変化が、社内の活性化にもつながっている ...

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