IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

           

心に残ったプレゼン術

一般ユーザーに満足してもらえる演出を

西村顕一(モイ)



モイが運営するユーザーによるライブ配信プラットフォーム「TwitCasting」(以下 ツイキャス)が、初となるテレビCMを実施した。このCMでは、実際のツイキャスユーザーが次々に登場し、普段ライブ配信を楽しむ様子がSFXの一つであるバレットタイムで表現されている。

今回のCM展開は、一般的な商品やサービスのプロモーションとは異なった趣旨で実施されている。ツイキャスはサービスの性質上、ユーザーが積極的に配信することでコンテンツが生まれ、閲覧するユーザーも増えていく。

「広告を実施する際には、普段ツイキャスを楽しんでくれているユーザーの方々の満足が1番の目的になっています」とモイの西村顕一さんは話す。ツイキャスでは2015年に実施した、全国各地のユーザーがそれぞれの地域で登場する交通広告を皮切りに、ユーザー満足度向上への取り組みを続けている。その後も同様にユーザーが登場する雑誌広告やラジオCMを展開し、今回テレビCMを実施するに至った。

CM制作にあたっては、ユーザーが楽しみながら参加できるように、ツイキャス内で投票型のキャンペーンを行い、出演者を決定する企画を進めた。しかし、今回はテレビCMとしてユーザー以外の目にも触れるため、ツイキャスのコアなファンによる“内輪感”が出すぎない表現が重要だった ...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

心に残ったプレゼン術 の記事一覧

一般ユーザーに満足してもらえる演出を(この記事です)
「作ってみた」の熱量に応え実現したキャンペーン
「スポーツ×きのこ」を直球勝負で表現する
「託す」をキーワードに大東建託のイメージを創る
背景設定が決め手のレディスラインCM、青山商事
創業100周年を機に「なめらかさ」の大切さを社会に伝える
ブレーンTopへ戻る