デザインやコピーの力で乳がん検診の必要性に気づいてもらうことを目指し、2005年にスタートしたピンクリボンデザイン大賞。本年は応募作品に新しいアプローチが多く見られた。
ポスター部門 グランプリ
コピー部門 グランプリ
受信を促す新しい切り口のキャッチフレーズ
今年で、12回目を迎えたピンクリボンデザイン大賞。本年度は、第11回のコピー部門で第11回のコピー部門で入選した守谷直紀さんのコピー「間に合え、勇気。」を用いたポスターデザインを募集するA部門、「夫婦」をテーマとし、受診を促すポスターデザインを募集するB部門、そして乳がんの正しい知識や早期発見の大切さを伝え、受診を促すキャッチフレーズおよびボディコピーを募集するコピー部門の3部門で作品を募集。全部で1万5230点(A部門504点、B部門433点、C部門1万4293点)の応募の中から、ポスター部門、コピー部門のグランプリ各1点、各部門優秀賞6点、各部門入選6点、モモ妹特別賞1点が選ばれた。
グランプリに選ばれたのは、佐野りりこさんのイラストによるポスターデザインと大井慎介さんの「早期発見は、あなたにしかできない。」というキャッチフレーズだ。審査委員長 中村禎さんは「グランプリに選ばれた“あなたにしかできない。”はこれまでになかった表現。もう新しいコピーは出てこないのではないかと思ったが、突破口はまだあると感じた。受賞した5本のコピーは、その可能性を見せてくれた」と評した。ポスター部門について、アートディレクター内田喜基さん、田中千絵さんは共に「これまでとは違うアプローチのビジュアルが増え、ピンクリボンをメッセージするデザインの幅が広がっているのを感じた」と話した。グランプリに選ばれた作品は、今後交通広告や雑誌広告としても活用される。
ポスターA部門優秀作品
ポスターB部門優秀作品
ポスターA部門入選作品
ポスターB部門入選作品
コピー部門優秀賞
コピー部門入選
モモ妹特別賞
- 主催:ピンクリボンフェスティバル運営委員会
(日本対がん協会、朝日新聞社ほか) - 特別協賛:キリンビバレッジバリューベンダー、富国生命保険相互会社
- 協賛:ホクト
- 後援:厚生労働省、東京都、日本医師会、日本看護協会
- 支援:Pink Ring
- 審査員:中村禎、内田喜基、国井美果、田中千絵、中村聖子、三井明子