拡散に効いた!ジェネレーターコンテンツ
サンリオエンターテイメント「ちゃんりおメーカー」(博報堂+カヤック)
キリンビール 淡麗グリーンラベル「GREEN NAME」(電通+PARTY)
SCRAP「くまクロ『2015下半期、こんな男は絶対モテる!』」(PARTY+バーグハンバーグバーグ)
編集A▶ 2015年のデジタルコンテンツで「これは流行ったな」という実感があるのは「ちゃんりおメーカー」(誰もが“サンリオ風”のキャラクターに変身できるジェネレーターコンテンツ。Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード2015でグランプリ獲得)です。
編集B▶ 普通のサイトが減って、どんどん「ちゃんりお」みたいなものになって来ているよね。「ミンティアメーカー」(『宇宙兄弟』『働きマン』など人気マンガのパーツを使ってオリジナルキャラを作れる)や「GREEN NAME」(自分の名前の中の自然やグリーンに関する漢字を見つけてボタニカル風の画像を生成)もよくFacebook上でシェアされているのを見ました。
A▶ サイトに来てもらうのではなくて、みんながいるところに流通していくコンテンツになっていますよね。ジェネレーターで変わり種では、はあちゅうのインタビュー原稿がジェネレーターになっているくまクロのキャンペーンコンテンツもありました。「ちゃんりお」はその人気から日本郵便の「ネットで年賀状」ともコラボすることになって、ちゃんりおの年賀状が送れるようになっています。「GREEN NAME」もオリジナルグッズを扱うリアルショップができたとか。デジタルコンテンツに、こういう次の展開があるのはいいですよね。
B▶ こういうのは一瞬で終わるものもあるけど、その差はやっぱりクオリティにある気がします。せっかく作っても似ていないといまいちシェアする気にならない…。
A▶ 「ちゃんりお」は似てる!というところで話題になっていましたね。パーツは全部一から作ったそうですが、いかにもサンリオらしく見えるところに、実はすごく手がかかっているんだろうなと感じます。…