編集A▶ 2015年は社内に新しいユニットを設立したり、違う業種のプロダクション同士が業務提携を発表するなど、プロダクションの動きが活発だったように思います。少し調べただけでもこんなにありました。
編集B▶ 映像だけ、デジタルだけではなくて、いっぺんにできる会社が強いということだよね。
A▶ そうですね。こうしたユニットの形を取らなくても、映像制作会社がイベント企画会社から人を採用したり、イベント企画会社にデジタル系のクリエイターが移籍したりしています。プロジェクションマッピングのようなリアル空間での映像のニーズが増えているので、そういうニーズに応えるために、これまで自社内になかった領域のスキルを持つ人を積極的に採る動きがあるようです。「空間×映像×テクノロジー」という場所に向かって、異なる立場の会社が動き出している感じがあります。
B▶ いかに専門性を持った人を集められるかということだね。最近はコンサル会社の中に …