おいしそうにごはんを頬張る国分太一さんの笑顔。次々と料理を食べていく国分さんの上に角砂糖が乗り、「今食べた料理には角砂糖が○○個分含まれている」という驚きの事実が明かされる。普段の食事に糖がたくさん含まれている発見をストレートに訴求するこの映像は、サッポロより発売したトクホ(特定保健用食品)史上初となるノンアルコールビールテイスト飲料「SAPPORO+(サッポロプラス)」のCM。食物繊維の働きにより、糖の吸収をおだやかにする効果があり、食後の血糖値が気になる人に適している。
「まずは“糖の吸収をおだやかにする〞という商品の機能をより早く正確に理解していただくことが目標でした。糖というと、糖尿病や高血糖症などの疾病にかかっている人が対象と思われがちですが、SAPPORO+は健康でありながら、血糖値や糖質を摂りすぎるリスクのある方に向けた飲料です。そこは誤解のないようにテレビCM、ビジュアルを含めたコミュニケーション案を企画していただきたいとオリエンで伝えました」(サッポロビール ブランド戦略部 小林隆太さん)。
プレゼンを受け、採用したのは、カレーライスは角砂糖約33個分など、食事に含まれている糖質を角砂糖に換算する電通の企画だった。「普段の食事に糖がたくさん含まれているという事実を、誰でもわかる角砂糖という形で可視化することで、普段の食生活について一度立ち止まって考えていただく。当社の意図を正確に汲んでくれた企画だと感心しました」。
ノンアルコール飲料であるが、未成年者の飲酒につながる契機にならない配慮も求められた。あくまで成人を対象とした商品であることを訴求するために、電通と情報を共有し、店頭POPやOOHに関しても …