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心に残ったプレゼン術

20年ぶりCM出演も話題エイジングケア世代の価値観の変化を表現

俣野浩毅(ロート製薬)

ロート製薬は9月7日から、女性向け新エイジングスキンケアブランド「BLOOMIO(ブルーミオ)」のテレビCMを開始した。

俳優の内田有紀を20年ぶりに同社製品のイメージキャラクターとして起用したもので、コピーは「時の流れを愛せる肌へ。」。

自分らしく前向きに年を重ねる「ウェルエイジング」を提唱するブランドの世界観を表現している。

エイジングケアカテゴリはスキンケア市場全体の約3割を占め、多くのメーカーが参入している。

その中で「BLOOMIO」は、エイジングケアを求める世代が持つインサイトの変化に着目。「いつまでも若く、美しくありたい」というより「自分らしく年を重ねたい」といった肯定感が重視されるようになった状況を捉え、「年齢に左右されず、自分らしく活力あふれる前向きな毎日を応援する」というーザー調査などを重ねる中で、表面的な美しさという要素以上に〝内側から自分の肌状態を良くしていきたい〞と考える人が増えてきたと感じます」(マーケティング&コミュニケーション部 MC2グループマネージャー 俣野浩毅さん)。

オリエンでは機能性に加え、新たな機能成分が入っていることへの期待感や登場感、そして年を重ねることへの肯定感など表現したいポイントを挙げた。

今回の企画制作は電通のチームで、最も評価したのは重ねた日々の中で自分らしい肌を愛するとい…

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