♪10年目のきみ10年目のぼく曽我部恵一さんのやさしい歌声。そして女優 奥貫薫さんの姿を通して描かれる、ある女性の日常。乳がん検診をそっと後押ししてくれるすてきな映像とラブソングができあがった。
「僕の奥さん」歌:曽我部恵一
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10年目のきみ
10年目のソファ
10年目の風
10年目のこの気持ち
当たり前のしぐさ
当たり前のごはん
当たり前すぎて
当たり前の愛
ずっとずっときみ
ずっとずっとぼく
ずっとずっと一緒にいたいから
行ってください 乳がん検診へ
“あたりまえの日常”を描く
今回の企画「キミのかわりは、いないから」は、博報堂クリエイティブ・ヴォックスの太田麻衣子さんをCDに、菊川直子さんと塚原文子さんが企画。そしてROBOTの耶雲哉治監督による演出で、夫から妻に送る歌に乗せて、“あたりまえの日常”が描かれている。「乳がん検診は40歳以上が対象です。その年齢の女性は、結婚して10年くらい。子どもがいるかもしれないし、働き続けているかもしれない。夫婦の間には昔みたいな恋愛気分はなくなっているかもしれない、もちろんその逆もある̶̶。いろんな生き方が見えてくる年齢です。そんな人たちすべてにグッと来るものは何だろうと考えました」(菊川さん)。
そこで出てきた企画が「夫から妻に送るラブソンング」だった。歌は自分ごととしてとらえやすく、特にWebで見る映像においては効果が高いと考えた。2人は現代版の「関白宣言」のように、クスッと笑える“40歳のラブソング”をつくろうと考えた。「乳がん検診を誰に勧めてもらえば行く気になるかといえば、やはり夫やパートナーなど自分の身近な人。10年近く一緒に生活をする中で大事にしてきたことを、これからも続けていきたい。その気持ちを曽我部さんに表現していただきました」(塚原さん)。曽我部さんは2人の企画を受けて、この歌詞を書き下ろした。「行ってください、乳がん検診へ」という大切なメッセージが、曽我部さんの歌に乗ってやさしく届く。
企画には、夫から見た妻の日常が描かれている。「自分の奥さんも、こういうことあるある!と思いました」と耶雲監督。当初はビフォア、アフターのストーリーだったが、「いまの姿を描いた方が、主人公が生き生きと見える」という監督からの提案で、当初一コマだった焼き芋を食べるシーンをフィーチャーした。「特別でない日常のシーンの中、自分が大切な人から勧められた気持になって、検診に行ってくれるといい」。約60秒の映像を観終わったとき、そのメッセージが見た人の心にすっと入ってくる。
菊川直子(写真中)
1970年生まれ。CMプランナーを経てクリエイティブディレクターに。主な仕事に、日産マーチ、ファンケルカロリミット、ユニ・チャーム等。13年3月に男子出産後、育休から復帰したところ。
塚原文子(写真右)
1974年生まれ。CMプランナー。主な仕事に、日産マーチ、ファンケルカロリミット、花王アジエンス、大王製紙等。13年5月に女子出産後、今年の6月から育休復帰。
耶雲哉治(写真左)
ROBOT所属。映像ディレクター、映画監督として活動中。2014年、監督作『百瀬、こっちを向いて。』が全国劇場公開。
- CD:太田麻衣子
- 企画:菊川直子、塚原文子
- 演出:耶雲哉治
- 撮影:大橋仁
- 撮影助手:池谷直樹
- 照明助手:古尾裕行
- PR:吉上由香
- PM:岩本桃子
- ST:藤井牧子、渡邊万季奈
- HM:蓮尾玲子
- 編集:稲本真帆
- 音楽:緑川徹、丸橋光太郎
- 音楽+歌:曽我部恵一
- 出演:奥貫薫
スマートフォンで画像が動きだす!
無料アプリ「aug!オーグ」をスマートフォンにダウンロードして、上記のキービジュアルにかざすと、今回制作されたCMが再生されます。(iOS6以上を搭載した、iPhone、iPad。およびAndroid4.0以上を搭載したAndroidに対応)。PCで視聴される場合は、
http://www.pinkribbonfestival.jp/event/movie_supply/
からアクセスください。