海外で道を拓く日本人クリエイターのいまをレポート。今回は、ブラジル リオ・デ・ジャネイロを拠点にする、写真家の伊藤大輔さんを紹介する。
美しいリアリティの追求
スポーツ誌「Number」の表紙を飾るブラジルサッカーのスタープレイヤーから、リオ・デ・ジャネイロのファベーラ(スラム街)のこどもたち、また、日本の広告ビジュアルなど。これらを撮影した写真家の伊藤大輔さんは、ブラジルを拠点に活動している。モットーは、その時その場に居合わせた自分にしか表現できない、美しいリアリティを1点でも多く遺すこと。
写真を撮り始めたのは、社会人1年目のとき。友人が数十万もする高額なカメラを購入したことに衝撃を受け ...
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