海外で道を拓く日本人クリエイターのいまをレポート。今回は、文化庁メディア芸術祭や、世界中から参加者が集まるデジタルデザイントーナメント「Cut&Paste」などで、国内外から高い評価を受ける映像作家・細金卓矢さんを紹介する。
01 「Vanishing Point」(2010年)
Vimeoでの公開後、国内外で話題に。これまでに例のない正方形(640×640)のフォーマットで制作した。
02 「日本橋高架下R計画」(2012年)
制作に参加した若手のアニメーターは、ネットで集めた。
03 「No.1 feat. G. RINA/tofubeats」(2013年)
渡米が決まっていたので、「『日本人が感じる日本(芸者、漢字、サムライではなく)』をやりたい」と考え、制作。
誰でも作れそうで作れないもの
CG、アニメーション、VJ、実写などジャンルを問わず、さまざまな映像作品を発表し続け、気鋭の映像作家として国内外から注目を集める細金卓矢さん。まだ中学生だった2001年頃にFlashを独学で身につけて以来、学生・社会人と立場が変わっても、一貫して映像制作をライフワークとしてきた。