学ぶ・確かめる・見出す・伝えるの実装でマーケティングを成功に導くサイクルをつくる
「組織の存在理由」を示すパーパスを強固にすることは、統一感と一貫性を持った顧客体験の創出に繋がる。マーケターは社内におけるパーパスの確立や浸透に、どのように関わっていけばよいのか。エスエムオー代表取締役・齊藤三希子氏が解説する。
“アタラシイものや体験の応援購入サービス”「Makuake」を運営するマクアケでは「ビジョンファースト」を掲げる。プロジェクトの実現に向け尽力するユーザーのみならず、社員の熱量を高め続けるための取り組みとは。
ミッションとビジョンに加え、そのビジョンの実現に向けた行動指針として「Makuake Standard」を掲げるマクアケ。ビジョンを核とした「人事制度」「人材採用」「事業モデル」「カルチャー施策」により、社員一人ひとりが日々熱量を持って業務を遂行する土壌をつくっている。
なかでも「カルチャー施策」に関しては、創業後すぐ、総務担当や採用担当などに先駆けて「カルチャー推進担当」を置き、数々の施策に取り組んできた。社内報としての「Makuake Journal」や、コロナ禍では社員をゲストに招いてトークを配信する社内Zoom番組『幕ウラでダル絡み(ウラダル)』・ラジオ番組『幕ウララジオ(ウララジ)』を展開。他にも部活動などコミュニケーションの場を積極的に創出し、社員同士の良好な関係性を支える。
坂本めぐみ氏は、「カルチャーを重視する当社では、会社や事業に共感している人しか採用しないので、言語化されているミッション・ビジョン・バリュー(MVV)は間違いなく大事です」と話す。
MVVとカルチャー…