学ぶ・確かめる・見出す・伝えるの実装でマーケティングを成功に導くサイクルをつくる
「組織の存在理由」を示すパーパスを強固にすることは、統一感と一貫性を持った顧客体験の創出に繋がる。マーケターは社内におけるパーパスの確立や浸透に、どのように関わっていけばよいのか。エスエムオー代表取締役・齊藤三希子氏が解説する。
2023年10月、持株会社の「TOPPANホールディングス」と商号を変えた「凸版印刷」。リブランディングプロジェクトで大々的な広告宣伝活動を実施した背景と、社内向けの施策について話を聞いた。
祖業である印刷テクノロジーをベースにしながら、「情報コミュニケーション事業分野」、「生活・産業事業分野」、「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業活動を展開する凸版印刷。2023年10月、持株会社体制への移行に伴い「TOPPANホールティングス」と商号が変わった。
同社では2019年、麿秀晴氏が代表取締役社長に就任。前任の金子眞吾氏が推し進めてきた新事業創出やグローバル展開をさらに加速させるべく、リブランディングプロジェクトがスタートした。
本格的な始動は2021年。中期経営計画では、“Digital & Sustainable Transformation”をキーコンセプトに、DXやSXに関する事業に注力していくことを打ち出した。同年、大泉洋さんと成田凌さんを起用した広告シリーズ『すべてを突破する。TOPPA!!!TOPPAN』を展開。印刷業以外にも広がる事業を発信してきた。
併せてCM出稿に伴い、全国のテレビ局でパブリシティ枠を獲得。各地の従業員が出演し、リブランディングプロジェクトへの…