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広告ビジネスを変える!? ベンチャー企業の挑戦

XR技術を用いたエンタテインメントを提供

Balus(バルス)

リアルとバーチャルの融合による新しいエンタテインメント

2020年10月『TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン 2020』が開催され合計6ステージが配信された。視聴者はブラウザやアプリで、バーチャルライブ空間で行われるイベントに参加することができた。このライブプラットフォームを開発したのはバルスだ。

「私たちはリアルとバーチャルの融合による新しいエンタテインメント体験を目指すXR TECHカンパニー。XRとはVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、SR(代替現実)の総称。AR/VR技術を使い、誰でもどこからでも世界中に向けてライブを開催・参加できるライブプラットフォームSPWNを運営し、チケットや物販、ライブの配信などのアーティストとファンとの接点をワンストップで提供。他にも、バーチャルキャラクターの裾野を広げるキャラクター制御技術を開発している」と同社・CEOの林範和氏は話す。

同社が開発したSPWNには2つの用途がある。ひとつがAR/VRのライブのプラットフォームとして、ライブを制作したり参加することができるというもの。もうひとつが、イベントの時だけでなく、アーティストの日常的な活動を支えるため、ファンクラブにコンテンツを届けたり、グッズを販売する仕組みだ。

バルスの創業は2017年。大学卒業後、金融機関に勤めた林氏は在職時に海外勤務を経験。その後、PEファンドを経て、ゲーム会社で日本と中国向けの新しいコンテンツづくりの新規事業に携わった。この過程でアニソンのイベントなど日本のコンテンツに外国人が熱狂している姿を目のあたりにする。

この経験から「日本から海外へ、海外から日本へと、言語関係なくコンテンツを楽しめるARやVRという場所を意識させないメディアで、世界中で皆が同じライブを体験できるプラットフォームをつくりたい」と考えるに至り、XRによるプラットフォームづくりの夢を実現させるため起業を決意することとなる。

現在、バルスの社内は①AR/VRのプラットフォームをつくるユニティというソフトウエアのエンジニア②Webベースの配信やチケット、グッズ、デジタルコンテンツの販売ツール・顧客管理システムの開発エンジニア③CG・映像、クリエイティブ側のデザイナーチーム④プロジェクトマネージャーの4チームで構成されている。また適宜、外部とアライアンスを組む体制も整えているという。

ライブ配信からビジネス用途へ プラットフォーム活用の広がり

AR/VRでライブプラットフォームをつくるために起業した林氏だが、2017年の起業時には、まだAR/VRは今ほど普及していなかった。現在は、市場の認知は拡大したものの、この事業だけで十分な収益を得られるほどの状況には至っていないという。そのため、同社では2019年以降...

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