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機能を超える、価値をつくる!コモディティ時代の商品開発

使う瞬間だけでなく、使用前後 文房具の新しい価値を提案するコクヨ

三井隆史氏(コクヨ)

コクヨは2019年1月に、接着・粘着用品の新ブランド「GLOO(グルー)」を発売。一部店舗で品切れになるなど話題を呼んでいる。「貼る」を変えることを標榜する同商品は、どのように考えて生み出されたのか。ステーショナリー事業部の三井隆史氏に話を聞いた。

貼る文房具を新ブランドでデザイン。まずは4アイテムから販売が開始された。

「貼る」概念を変えた文房具 常識を疑う新ブランド

総合文具メーカーのコクヨ。1975年から続くロングセラーブランド「キャンパスノート」など、数多くのステーショナリー等を扱っている。そんな同社だが、接着・粘着用品で横断ブランドと呼べる商品が育っていなかったという。独ヘンケル社が開発した世界初のスティックのり「プリット」を日本にて販売していたが、2016年には契約が終了している。

そこで、新ブランド「GLOO(グルー)」が立ち上がった。現在、「角までぬりやすいスティックのり」「持ち方えらべるテープのり」「色が消える瞬間接着剤」「片手で軽く切りやすいテープカッター」の4アイテムを発売。同社がこれまでに培ってきた技術に加え、デザイナー佐藤オオキ氏が率いる「nendo」によるデザインで開発された。コンセプトは「"貼る"ってこんなに変われる」だ。

開発を担当した三井氏は、「例えばスティックのりは円筒形が定番で、長く変わっていなかった。本当にこれでよいのかと常識を疑うことから、四角形のアイデアが生まれました」と話す。1969年にドイツで生まれたスティックタイプののり。当時は新しい形として受け入れられたが、今では定番となり、その形を疑う人はいなくなった。新ブランドを立ち上げるにあたり、そういった常識を一つひとつ疑うことから開発が進められていったという …

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