加速するモバイルシフトとメディア接触の地域性
日本全国を対象にマーケティングを行うにあたって、自身が住んでいる地域の基準だけで考えるとことには、リスクが伴う。全国で生活は均一化しつつも、地域によって異なる面は、いまだ残っている。本稿では、メディア環境研究所の「メディア定点調査」のデータをもとに、メディア接触の地域性について新美妙子氏が解説する。
メディア接触&コンテンツ消費
月極で宅配の新聞を取っている人の割合をランキング。上位は富山、長野、福井と、中部地方が高い結果となった。
地方では地元のことを報じる地方紙が強い傾向にある。上位三県も、世帯普及率として北日本新聞、信濃毎日新聞、福井新聞が全国紙を抜いてそれぞれトップになっている。地域においてローカル局のテレビ番組が人気を誇るなど、自身が生活をする地域の情報にフォーカスされている内容が求められている …