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かつて終売した商品を新発売、日清食品の自虐的なキャンペーンが話題

「日清の黒歴史トリオ」メインビジュアル。

20代・30代をターゲットに 自虐的なキャンペーン

期待を込めて発売したものの、想定よりも売れずに終売(販売終了)してしまった商品たち。それはメーカーにとっては、けっして振り返りたくはない"黒歴史"だ。だが、それをあえてメーカー自らが大々的に打ち出したキャンペーンがスタートした。

日清食品は7月3日、「日清の黒歴史トリオ」として、かつて売れずに終売した商品を改めて新発売した。特設サイトには、次のように書いてある。「日清食品は、夏に弱い。ブームにのって失敗すること、数知れず。攻めて迷走。焦って自滅。このトリオは、そんな日清の闇世界からやってきました。黒歴史だけど、食べてほしい。ネタだと思って、食べてほしい。お願いします、食べてください。…」、かなり自虐的だ。

トリオと銘打っているように、対象となるのは3商品。ひとつ目は1999年に発売した「カップヌードル サマーヌードル」。当時、レモングラスがレモン味と勘違いされたため売れなかったと分析し、エスニックブームを迎える今だからこそ食べてほしいと語る。

二つ目は、2002年に発売した「日清のどん兵衛 だし天茶うどん」。こちらも出汁ブームの今だからこそ食べてほしいという。同じく2002年に発売した、パッタイ風の「日清焼きそば熱帯U.F.O.」もタイ料理ブームの今だからこそ食べてほしいといい、言わばどれも時代を先取りしすぎただけで、今こそ食べてほしいと語るのだ。その強気な姿勢に"くすっと"笑ってしまう。

今回のプロモーションを手掛けた電通第2CRプランニング局の谷菜々子氏は、「想定ターゲットは20代から30代です。面白いものが好きで、SNSやWebでの話題に敏感なネットユーザーが中心。企業がバカなことをしたり、はしゃいだりすることに好意的で一緒に盛り上がってくれます。あえて自分たちから"黒歴史"を語ることで、その商品を愛すべき存在にしたかったのです」と狙いを語る。

「日清の黒歴史トリオ」ステートメント。

発売時のプレスリリースや担当者インタビューも掲載

特に手が込んでいるのが、特設サイトだ。なんと、かつて発売した時のプレスリリースを公開している ...

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