


大阪・梅田で実施したカフェ「秦 基博 博覧会"HATA博"」。
あだち充作品ともコラボ SNS上でファンが反応
シンガーソングライターの秦 基博さんのデビュー10周年を記念したベストアルバム「All Time Bestハタモトヒロ」が6月14日、発売された。デビュー以来、初めてとなるオリコンチャート1位(6月26日付け・週間アルバムランキング)を獲得し、その後も継続的に上位をキープしている。
この結果に結びつけたのが、今回のベストアルバム発売にあわせて実施した、さまざまなプロモーション施策だ。発売に先駆けて、5月下旬から秦さんの地元である横浜市のみなとみらい線とコラボレーション。車両の先頭にあるヘッドマークは秦さんを描いたイラストになり、側面にも代表曲である「ひまわりの約束」の歌詞と、ひまわりのコラージュ写真をデザインした。
6月1日には大阪・梅田のファッションビル「NU茶屋町」にて、アルバムの収録曲にちなんだオリジナルメニューを出すカフェ「秦 基博 博覧会"HATA博"」を期間限定でオープン。秦さんの写真展やグッズが当たるプレゼント企画なども実施し、多くのファンが来場した。
さらに、新海誠監督アニメ作品「言の葉の庭」とのコラボレーション映像や、お笑いタレントの近藤春菜さんを起用したテレビCMをスポットで展開。そして発売後の6月30日には、人気マンガ家のあだち充さんの作品「タッチ」と、その26年後の世界を描いた作品「MIX」とコラボレーション動画を公開。秦さんの人気曲「鱗(うろこ)」をバックに、マンガ内の名シーンが流れる映像が、SNSを中心に話題を集めた。
幅広い展開をした狙いについて、ユニバーサルミュージック ブランドマネジメント室 室長の木村幸司氏は、「秦のファンは20代後半から40代まで極端な山がなく、とても幅広いという特徴があります。全方位的に広告でアプローチするハードルは高く、ターゲットに響く"共感ポイント"をいかに多くつくるか、そしてそこから口コミを誘発することを狙いました」と話す ...