自ら投資のBtoC事業がBtoB提案力の糧になる
米国の大学院でコンピュータサイエンスを専攻し、データ分析の専門知識を持つ内山英俊氏により創業されたANALOG TWELVE。「ひらめきあふれる モバイルビジネスをつくる」のスローガンのもと、創業以来BtoCのコンテンツビジネス、BtoBのソリューション提供の2軸で事業を展開してきた。
「BtoCとBtoB、それぞれの事業の割合は約半々。BtoCのコンテンツビジネスで当たるものは、全体の2割程度だが、それでも自ら投資をし、培われる技術やノウハウはBtoBの事業に大いに活かされている」と内山氏は話す。例えば同社がリリースし、2009年から2011年までのスマホアプリアワードを総なめにした待ち合わせ支援アプリ「待ちぴったん」でのO2Oの知見がいま、同社が注力するオムニチャネルソリューションのベースになっているのだという。
現在、企業向けのソリューション提供で内山氏が注力するのは「オムニチャネルにおけるマーケティングオートメーションの実現」だ。「日本でもO2Oという言葉は話題になったが、キャンペーンでの活用が中心で恒常的に効果の上がる施策の実施例はほとんどない。当社はこの領域の成功ケースをつくっていきたい」と話す。
具体的にはオンライン、オフラインを組み合わせたデータ分析に基づき …
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