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アクティベーションツール

循環型社会へのメッセージを売り場に込める

向坂文宏(桜美林大学)

販促に欠かせないツール・手法ごとに毎号、活用アイデアが抜きんでた例を紹介。各領域の“目利き”である専門家が選んだ事例と分析を、次なる企画のヒントに。

    POP

    エプソン/EP-M553T インクジェットプリンター展示台

今、世界中で早急な循環型社会への対応が求められている。それは、企業が作るモノやサービス、消費者の行動など、多岐にわたる。クリーンエネルギーの使用、様々な資源の再利用、フードロス削減など様々だ。しかし、ふと売り場を見ると、そこには大量のプロモーションツールがある。一定期間使用したら廃棄されるものたちだ。POP広告に関わる方々は、一度はPOP広告を作り続けることと、循環型社会への対応についてジレンマを感じたことがあるのではないだろうか。

POPで循環型社会への意思表示

POP広告は、買い物客へ商品訴求を行うと同時に、売り場を確保するために必要な営業支援ツールでもある。制作を急にやめられるものでもない。今回、そんなPOP広告や売り場の様々な施策について、企業として明確な循環型社会への意思表示を行っていた企画を紹介する。

エプソンの「EP-M553T」は、2021年2月に発売されたインクタンク方式のインクジェットプリンターである。商品へはエプソンの環境に配慮した考えが反映されており、カートリッジ方式ではなくインク補充方式にすることで消耗品使用量を削減していること...

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