Asana/コミュニティマーケティング
これまでの本連載は、B2Cの消費者向けのプロダクト・サービスにおけるSNS活用について書くことが多かったのですが、「B2B分野の事例も読みたい」とお声をいただきましたので取り上げます。B2Bもマーケティング(販促)活動を行っています。今回は「Asana」という、タスクやプロジェクトを一元管理するための企業向け*仕事管理ソフトウェアのマーケティング事例です。
*Asanaは無料で個人利用もできます
コミュニティマーケティングの起源
皆さまには、好きな「仕事ツール」がありますか?基本的には「オフィス統合ソフト」を利用しつつ、昨今では、「チャット・ビデオ会議ツール」が入ってくるかもしれません。もはや仕事には必須で「好き」や「愛」などは、ないかもしれません。
しかし、会社から与えられる「仕事ツール」なのに、ユーザーから「好き」や「ファン」が生まれ、そのコミュニティが生まれるツールが近年登場してきています。先行事例としては、小島英揮さんが関わったAWSユーザーコミュニティが有名で界隈での「コミュニティマーケティング」の源泉になっています。その系譜を受け継ぐが如くAsanaには「コミュニティマーケティング・プログラムマネージャー」という職種で長橋明子さんという方が活躍されています。

コミュニティフォーラム“Asana Together”とSNSの2軸でコミュニティマーケティングを実践。これに加え、アンバサダーの仕組みも設けている。
コミュニティとSNS
一般的にファンコミュニティがあると、そこに「販促」して「販売・営業」したくなりますよね?でも...