江崎グリコ コーポレートコミュニケーション部では、顧客とのつながりを大切にしたSNS運用やキャンペーンに取り組む。一商品の販促から、企業ブランドへの理解まで、長期的な関係づくりを目指す活動を取材した。
会社を好きになってもらう
──コーポレートコミュニケーション部ではどういったプロモーションを行っているのですか。
TwitterやFacebookなどを通して、企業理念であり、商品の核でもある「おいしさと健康」を伝えることを目標に活動しています。江崎グリコでは健康事業に力を入れているため、アーモンドミルク飲料の「アーモンド効果」や「SUNAO(スナオ)」など、健康関連の商品のプロモーションを通して、商品や企業のことをもっと知ってもらうためのキャンペーンも企画・運営しています。
そして、多くのキャンペーンはGlicoの会員コミュニティ「with Glico」内で展開し、Twitterなどで告知をしています。数多くある商品を全て取り上げることは難しいため、年間のスケジュールを作成、例えば「アーモンドの日」(1月23日)に向けてアーモンド関連の商品の販促を行うなど、時節に合わせてSNS上で話題化されやすい商品を選ぶことが多いです。with Glicoの担当チームがキャンペーンの骨組みを話し合い、その後マーケティングチームに企画を共有し、SNSでの展開をして広げていきます。
──SNSはどのような考えで利用しているのでしょうか。
SNS運用の第一の目的は「会社を好きになってもらう」ことです。そうすることで商品を手に取ってもらう機会も増えると感じています。そのため、ユーザーとの信頼関係は欠かせないポイントです。特に...
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