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モノが売れる新しい流れ「TikTok売れ」とは

廣谷 亮氏(TikTok For Business Japan)

新しく台頭しているショートムービープラットフォーム「TikTok」。新トレンドがTikTok内で生まれる中、紹介される商品が売れる現象が起こっている。その理由を、TikTok For Business Japanの廣谷亮氏が解説する。

いま、「TikTok売れ」という現象が起こっています。TikTok動画を見たことがきっかけとなり、手頃な商品から高価格帯の商品まで様々な商品が売れるという現象です。この「TikTok売れ」が、日経トレンディが選ぶ「2021年ヒット商品ベスト30」で第1位に選ばれました。

数年前発売の本が突如売れ始めた。とある化粧品のPOSが突然2倍に跳ねた。車まで売れた。などなど、様々な事例が日々われわれの耳に届くようになってきています。

理由をTikTokらしく短く説明すると、このようになります。
1:人々が変わった。
2:おすすめ視聴が刺さった。
3:潜在顧客の心が動いた。

これだけだと意味がわからないかもしれませんね。では、一つずつみていきましょう。

人々が変わった

厳密に言うと、人々の情報との出会い方が変わった。今は誰だって検索すればどんな情報にでも辿り着くことができる⋯⋯と思われていますが、昨年当社でこんな調査をしました。「Q:世の中の情報を全てわかっているようで、実は一部しか知らないと感じている」を5段階評価で聞いたのです。すると、「そう思う/まぁそう思う」と答えた方が72.5%という結果に。非常にまどろっこしい設問ですが、多くの方が「一部しか知らない」と感じてしまっている。この情報化社会に、です。

いわゆるフィルターバブルと言われる事象で、検索していると思いきや実はマーケティングされ操作された情報にしか触れられてないという不満がこの72.5%に表れていると思います。従来の情報接触のままではダメだ、と気づき始めているのです。

おすすめ視聴が刺さった

そこで現れたのがTikTokでした。TikTokの視聴方法は独自の特徴があり、「おすすめ視聴」というものを採用しています。通常、SNSを含む他のプラットフォームですと自らがフォローしたり、チャンネル登録をしているコンテンツがフィード(視聴画面)に表示されると思いますが、TikTokは全く異なります。TikTokのおすすめフィードでは、自分が興味のあるもの、ないものも一緒にシームレスに表示されてきます。ユーザーたちはTikTok滞在中の約8割の時間をおすすめフィードで楽しんでいます。(※フォローした動画を見るフィードもあります)

TikTokのレコメンドシステムでは、自身の従来のルートでは出会えなかった“次に好きなもの”との出会いが起きる。

次に好きなもの

今までであれば、デジタル上では...

あと60%

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