調味料「ぽん酢」や「味ぽん」などを展開するMizkanは11月11日、日本最大級の肉のテーマパーク「渋谷肉横丁」とコラボし、ぽん酢を使ったお酒である「ぽん酢サワー」の世界観を体験できる「ぽん酢が飲める酒場」をオープンした。
ポン酢の発売は古く、1960年までさかのぼる。ぽん酢サワーは、大衆居酒屋での「ぽん酢」と「味ぽん」の納品間違いから偶然誕生したレシピ。以降、一部の根強いファンに長く愛されてきた。
Mizkanは2020年11月から、ぽん酢サワーの提案を本格的に開始した。コロナ禍での厳しい状況下でもSNSによるクチコミなどの効果もあり、提案開始1年で500店以上の飲食店がメニュー化。同社はその動きをさらに拡大するため、ぽん酢サワーのノスタルジックな世界観も含めて体験できる取り組みとして、今回の企画に至った。
渋谷肉横丁には若者も多く集うため、下町の居酒屋で愛されるぽん酢サワーの世界観は崩さずに、若者に魅力を感じてもらえるインパクトや可愛さを演出するよう工夫。渋谷肉横丁の責任者からは、「最近の若者は健康への意識が高く、健康イメージのあるお酢の入ったぽん酢サワーは健康志向の若者にとって魅力的」との期待も寄せられた。
店頭では、その場で撮影した写真が印刷されたオリジナルのぽん酢ラベルがつくれる企画も実施。1000人を超える来店客が体験した。

「ぽん酢が飲める酒場」のイメージ。コラボによる話題化も狙い、Webメディアや業界紙をはじめ多数のメディアにも取り上げられた。