表彰されるだけじゃ終わらない、昨年9月に結果発表が行われた作品のなかで、早くも2作品が実現した。各協賛企業に実現に至った経緯や企画のポイントについて話を聞いた。
びんビールをコミュニケーションツールに「ASAHI四十八手」
アサヒビール課題「飲食店さまで生ビールをもっと飲みたくなるアイデア」協賛企業賞 受賞作品
打ち合わせを重ねて実現 商品の「提供価値を捉えた」企画
アサヒビールは3月25日、「あえてのビン」と題したキャンペーンサイトを立ち上げた。「第10回販促コンペ」でアサヒビールの協賛企業賞に輝いた、西口滉氏、安田桜子氏の「ASAHI四十八手」をベースとした企画だ。
アサヒビールが提示した課題は、「飲食店さまで生ビールをもっと飲みたくなるアイデア」というもの。西口、安田両氏は、びんビールをコミュニケーションツールに見立て、グラスに注ぎ合う方法を48通り考案。びんに注ぎ方を示すシールを貼るというものだった。
アサヒビールの西門紀昌氏(営業本部業務用統括部担当副部長)は、「コミュニケーションを深めることは、お酒の価値として重要なものです。それを目的にお酒を楽しむのも、消費者の持つインサイトで、『注ぎ方』でコミュニケーションを図るのは的を射ていました」
しかし企画を実行するためには、…
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