日本国内2店目となる、「HomeCour(ホームコート)」をコンセプトにした店舗「アディダスブランドコアストア渋谷」。「売り場」ではなく、「競技場」にいるような気分になる同店舗には、什器の工夫やデジタルツールの活用が至るところに見られる。
店舗奥に備えられたランニング体験施設「RUN LAB TOKYO」。走りに合わせてスクリーンに映る風景が動き、爽快さを味わうことができる。
渋谷駅ハチ公口からSHIBUYA109へ歩を進めると、巨大なスクリーンに映った五郎丸歩選手や香川真司選手の姿が視界に入ってきた。スクリーンの横には、「adidas」の巨大なロゴ。ここが、3月4日にリニューアルオープンした国内最大規模の直営店「アディダスブランドコアストア渋谷」だ。
「HomeCourt」のコンセプトの通り、店内にはスタジアムにいるような気分にさせる工夫が施されている。例えば、什器にはハードルやゴールネットがあしらわれており、試着室は競技場のロッカールームそのものだ。同ブランドを好むような「スポーツ好き」であれば、店舗を見てまわるだけで気分が高まるだろう。
また、同店の特徴として「デジタル」による体験スペースの充実がある。1階中央にある2台の高機能タッチパネル「Shoe Bar(シュー・バー)」では、同ブランドのシューズを知りたい情報にあわせて検索可能。感覚的な操作によって表示されたシューズを動かし、さまざまな角度から眺めたり、色違いの商品を見比べたりできる。インバウンド需要にも応えるため …