ミャンマーの家電キャラクター
タイやミャンマーで人気の家電ブランド「T‐Home
Electronics」のキャラクター“Mr.T HOME”。石田大成社がデザインしタイ人のマーケティング担当者が選定。現在ミャンマーで使用されている。企業イメージに沿った色合いで、特に「強くて長持ちステンレス」を表現するためにシルバー色を使ったヒーローとなった。
大衆文化の中でのキャラクター
今やどこでも見ることのできる「キャラクター」。しかし、タイに赴任した6年前を振り返ると、今ほど販促の中でキャラクターが共存していた印象はありません。キャラクターに意味を持たせる文化は、さほど根付いておらず、「かわいい」というだけで良かったものかと思われます(実は日本的なデザインセンスとの違いなどから、タイ発「気持ち悪い」キャラクターも多く生まれていましたが)。
もちろん今の10~20代が生まれた時に、既に支持を得ていたものもあります。「ドラえもん」や「ハローキティ」が良い例です(アメリカ発のコミックヒーロー物なども含めると多々あります)。キャラクターが浸透する背景には、各キャラクターに「性格(=キャラクター)」や物語性が付随し、共感を得たことが挙げられるでしょう。
メディアの変化とキャラクター文化の今
しかしその物語性 …
あと57%