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新常識 日本の魅力の打ち出し方

エリア選択、口コミ、参加型―中国人観光客を惹きつける3つのキーワード

加藤正浩(石田大成社 執行役員 中国総代表)

中国人13億人がターゲットか?

中国へ進出した企業の担当者からよくこんな事を聞きます。「中国って可能性大きいよね。なんて言ったって13億人もいるのだから」。確かに中国の人口は13億人に違いありませんが、商品やサービスのターゲットが常に13億人になるかと言うと、決してそうではありません。国土が広大な中国では地域による所得、嗜好などさまざまな「差」が存在します。

例えば2014年の訪日中国人旅行者は240万人。ターゲット範囲は実際もう少し大きいものの、実数としての240万人を想定したプロモーションを仕掛ける場合、13億人を対象にするには、あまりにも無駄が多そうです。中国人訪日客の居住地分布では、現在約50%が所得の高い沿岸部主要都市の北京、上海、広州3都市に集中しています。ですので、宣伝販促は、まずこの3地域を対象にするか、あるいはこのうちの1都市に絞るくらいで良いかもしれません。

口コミ利用術

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