販売促進の専門メディア

           

新常識 日本の魅力の打ち出し方

中国人観光客にブランドを浸透させたい時の「ネーミング」テクニック

加藤正浩(石田大成社 執行役員 中国総代表)

中国人に効くネーミング

パイロット現地法人はフリクションボールの導入にあたり、中国語のネーミングを考案。「摩磨擦」の名は消費者に親しまれ、中国においてもヒット商品となった。

画像提供:パイロットコーポレーション中国現地法人百楽貿易(深圳)有限公司

外国人観光客へのおもてなし第一歩

外国人に対してのおもてなしの基本は何か?私はサービスや心遣いを考える前に、「外国人に対し不便を感じさせない事」であると考えています。外国旅行をする際、まず共通して克服しなければならないのが言語の問題です。外国語環境を完全に整える事は難しいまでも、ちょっとした工夫で外国人の不便さを軽減する事は可能です。昨今訪日外国人の5割近く※1を占める中国語圏の人たちに対しては、伝えたい事を「簡潔な漢字」で表してみましょう。もちろん日本で使用されている漢字は、字そのもの、また意味が違う場合もあるのですが、基本的な事は概ね伝わります。観光の現場では手作りの漢字表示版を制作したり、ハンディータイプのホワイトボードを準備し、即席の筆談会話も有効です。おもてなしの第一歩は基本的なコミュニケーションから始まります …

あと68%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

新常識 日本の魅力の打ち出し方 の記事一覧

中国人観光客にブランドを浸透させたい時の「ネーミング」テクニック(この記事です)
エリア選択、口コミ、参加型―中国人観光客を惹きつける3つのキーワード
訪日中国人向け販促物のデザイン、表現はどう考えればいい?

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する