社会貢献・CSRに積極的なセレクトショップのユナイテッドアローズ。その活動の一つ、「REDUCESHOPPING BAG ACTION」(RSBA)は、年間平均のべ15万人以上が参加しているプロジェクト。アパレル業界においては広告の役割も果たすショッピングバッグをリデュース(縮小)するという取り組みを企画した背景を取材した。

強化月間として行われるキャンペーン中は、マイバックを持参し買い物袋を辞退した人たちに先着順で間伐材ヒノキの消臭チャームをプレゼントしている。
買い物袋を辞退する人が年々増えている
ユナイテッドアローズの環境CSR活動「REDUCE SHOPPING BAGACTION」(以下RSBA)は、同社の各ブランドショップで買い物する際、ショッピングバッグを辞退することで、1回につき10円が森林保全のために寄付されるというプロジェクトだ。
2008年にプロジェクトがスタートし、11年3月までの3年間はタイのマングローブの森づくりプロジェクトを支援。11年4月からは、より顧客がイメージしやすいよう国内の森林を守っていこうと、森林保全団体「more trees」への寄付に切り替え、国内の森づくりを支援してきた。
11年3月の東北大震災を受け、12年6月からは、寄付先を同団体が行う被災地支援プロジェクト「LIFE311」に切り替え、森林保全と被災地支援の両方に活用してきた。「LI FE311」は、東北の木材(岩手県住田町)を活用した木造仮設住宅の建設や、木質ペレットストーブの費用を寄付金によって支援している。
「RSBA」は通年で実施中の活動だが、勢いがスローダウンする時期がでてきてしまう。そこで、認知拡大・参加促進を目的としたキャンペーンを強化月間として展開し ...