「Project Tango」に取り組むのは、グーグルのAdvanced Technology and Projects(ATAP)グループ。ATAPを率いるジョニー・リー氏が掲げるビジョンは、「人が持つ、空間認識能力をモバイルデバイスに持たせること」。米ウォルグリーンやaisle411と進める屋内ナビゲーション領域のほかに、ゲーム、センシングデータを処理するアルゴリズム開発など、複数のサブプロジェクトが進行している。aisle411は、小売店の2Dマップを表示し、店内を案内したり、クーポンを配信したりするアプリを提供している。
3D技術が、実店舗での買い物体験を進化させそうだ。グーグルは6月25日、サンフランシスコで開催した開発者向けカンファレンス「GoogleI/O 2014」で、かねてより進めている次世代スマートフォンの開発プロジェクト「Project Tango」を、「AR(拡張現実)ショッピング」に対応させると発表した。
現行の試作機の大きな特徴は…
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