いつでも、どこでも欲しい商品を手に入れられる購買環境を目指す「オムニチャネル」。あらゆる場面で買い物ができるようになったとき、私たちはどのようなプロモーションを行うべきだろうか。伊勢丹出身で、現在は東急エージェンシーでクリエイティブディレクターを務める高橋宏之氏は「あらゆるコミュニケーションにおいて、生活者に、予想外のハッピーな出会いを提供することが大切になる」と説く。

利便性や効率性だけではない魅力
チャネルが増え、購買スタイルが変わっても、買い物は2種類に分けられます。買うものが決まっている「目的買い」と、何かに出会って、急に欲しくなる「衝動買い」です。リアル店舗でも、ネットショッピングでも同じ。生活者と企業との接点が増えれば、多チャネルを横断する「目的買い」と「衝動買い」も、世の中に増えていくはずです。
特に、予期せぬ新たな…
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