前回取り上げた家電メーカー同様、シニアシフトへの対応が遅いのが食品メーカーだ。特に菓子や乳製品は長い間子どもや若者など若年層がターゲットだったため、メーカーの中に「菓子は若者向け」という固定観念ができ上がっている例も多い。しかし市場がどんどん高齢者層にシフトしているのだから、市場の変化に合わせて供給サイドも発想転換の必要がある。
1
「子ども向け」に売っていたものを「シニア向け」に売ってみる
食品メーカーの新製品プレスリリースを見ると、ターゲット顧客が「20~30代」と記載されている例が多い。しかし、製品をよく眺めると、ちょっと工夫すればもっと上の年齢層にも売れそうなものも多く見られる。
あと90%