「具」の訴求に特化 2018年以来のCM放映で陳列店舗数は従来品の4.4倍に
冷凍うどんでおなじみのテーブルマークが9月、冷凍具付きラーメンの新シリーズ「まるぐ」を発売した。同15日からは新たなテレビCMを放映している。
心に残ったプレゼン術
雪印メグミルクが6月3日から「6Pチーズ」のテレビCM「カラダとココロに愛チ~ズ!」篇の放映を全国で開始した。主人公の小さな女の子「愛ちゃん」がオリジナルソングに合わせて、家族にチーズを愛らしく配る様子が描かれている。
「6Pチーズ」は1954年発売のロングセラー商品。2019年からは、おかっぱ頭の女の子が「6Pチーズ」をレンジで温めて食べる新しい食べ方を提案した「とろッピ~」のCMを展開し話題となった。同社マーケティング部の新井亮祐さんによると、前作の反響は想像以上で、新たなメッセージのCMを制作すべきかは社内で何度も話し合った。
「『とろッピ~』は食べ方提案のCMとしては大成功でしたが、ブランドに愛着があるのは昔から商品をよく知る高齢層が多いんです。また、ロイヤルユーザーに調査をすると『子ども時代に親からおやつとして渡されていた』という経験をされている方が多いとわかりました。そこで改めて今の子育て世代に『家族みんなで楽しむ商品』として訴求したいと思いました」(新井さん)。
「とろッピ~」を進化させる可能性を検討しつつも、オリエンでは「日常のシーンで継続的に食べ続けてもらえる表現にしたい」という方向性を示した。「『とろッピ~』のCMによって、一度商品から離れていた層が再び手に取るきっかけを提案できたとは思いますが、やはり圧倒的に多いのは…