
2024年に150周年を迎える西松建設は4月1日から、35年ぶりとなるテレビCMを全国で開始した。制作したのは「西松くん登場」篇と「西松くんと土木先輩」篇の2本。俳優の細田佳央太が入社4年目の若手社員「西松くん」を演じ、先輩や多くの人の助けを得ながら現場で活躍し成長していくストーリーだ。
西松建設 広報部 部長の平山勝基さんによると、CMの目的は150周年の機運醸成と社名認知の向上のため。担当した日本経済広告社は2020年に同社のブランドムービーも制作している。「その際に多くの社員や現場に触れており、当社を知っていただいているという安心感がありました。オリエンでは新卒採用広報にも活用できるよう、会社説明会などでの場でも使えるCMをとお願いしました」(平山さん)。
CMの表現でカギとなるのは、同社の150周年を記念し制定されたコピー「まかせられる人が、いる。」と対になる「まかせられる人に、なる。」というフレーズ。西松建設で働く姿をリアルにイメージできるよう、若手社員の「西松くん」自身が「まかせられる人」として成長していく姿を描いている。
「『西松くん』は今後のさらなる飛躍が期待できるような若手俳優の方にお願いしたいと思い、細田さんに決めました。加えて、新卒採用では親世代の好感度も重要。その理想の姿として...