BOVA1次審査員
今年で11回目を迎える「Brain Onl ine Video Award」(BOVA)は、映像制作業界の活性化と、これからを担う動画クリエイターの発掘と育成を目指し、ブレーンが2013年から実施するオンラインに特化した動画のコンテストです。プロ・アマ問わず、課題に対する自主制作を募集する「一般公募部門」とクライアントワークを集める「広告主部門」の2部門でオンライン動画を募集し、審査します。
BOVA
6月15日、「BOVA2023」の贈賞式が東京・渋谷で開催された。コロナ禍により大会場での式の開催は2019年以来となる。受賞チームや協賛企業の担当者、審査員ら約150人が来場した。
第10回「BOVA」では協賛企業による課題に対する動画作品を募る「一般公募部門」に231点、企業が実際に展開した動画作品を募集する「広告主部門」に133作品が集まり、計24点の受賞作品が選出された。
一般公募部門のグランプリは、JR東海ツアーズの課題「今すぐ旅に出たくなる動画」への応募作品「人生延長3日間」。制作者は松村紘世さん(博報堂)、内山岬さん(OND°)、富塚新之助さん(東北新社)ら。主人公は「1度死んだものの、3日間だけ人生の延長が認められた男」。彼の人生で取り残された「いつかやりたかったこと」を必死に叶えようとする物語だ。
博報堂のコピーライターである松村さんは制作にあたり、「見た人に絶対にスキップさせないような作品に仕上げることを意識した」という。「映像内のコピーが締め切り間際の編集時まで決まらなかったり、何度も企画をひっくり返してしまったりする場面もありましたが、演出の内山さん、プロデューサーの富塚さんに助けられました」(松村さん)と喜びを述べた。
各賞の受賞者のほか、最終審査員の眞鍋海里さん、神田祐介さん、一次審査員の佐藤雄介さん(電通)、小野田玄さん(OND°)、洞内広樹さん(電通クリエーティブX)らも出席。
一般公募部門グランプリを受賞した富塚新之助さん(東北新社)、内山岬さん(OND°)、松村紘世さん(博報堂)。最終審査員の眞鍋さんとともに。