本年度は、一般公募部門231作品、広告主部門133作品のご応募をいただきました。ご応募いただいた皆さま、誠にありがとうございました。ここでは一般公募部門の協賛企業賞を発表します。なお今後は、グランプリほか各賞を4月中に公式サイトで発表し、詳細を5月1日発売の『ブレーン』6月号に掲載します。結果を楽しみにお待ちください。受賞作品は、BOVA公式サイトにてご覧いただけます。
アドビ
「ラブレター」
河口泰子(博報堂)、吉田真也(博報堂プロダクツ)、為広晋吾(博報堂プロダクツ)
IDEA:「文字の書式を固めるためのもの」というイメージが強いPDF。「社会人が使うもの」というイメージも強いPDF。そのふたつの固定観念を打ちやぶるため、まだ人々に知られていないPDFのさまざまな機能を、高校生の青春の中に登場させる企画にしました。「PDF」と「青春」という組み合わせの意外性を、冒頭からインパクトのある表現で提示すること、コミカルな少年少女の物語を通じて、気付いたらPDFの機能が頭に入っていくような構成にすることを意識しました。
受賞コメント:毎日お仕事でたくさん使っているPDFを題材に、アドビさんからの協賛企業賞をいただけたこと、とても嬉しく思います。「PDFでもらってもいいですか?」というあるある言葉を、ラブレターを渡したときに言われたらどうなるんだろう?というふわっとした想像が、多くの皆様のお力でお茶目なムービーになりました。これからもPDFの豊富な機能を使いこなして、楽しいコピーや企画をつくっていけたらと思います!この度は、素敵な賞をありがとうございました。
お祝いの言葉:「PDFの固定観念」に真摯に向き合い、打ちやぶる作品を制作いただき、ありがとうございました。本作品では、想像を超える活用シーンとともに「PDFでここまでできるの?」という驚きと、試行錯誤のうえ生まれる学生の豊かな発想から、無限のアイデアへの広がりを感じ、心がおどるようなデジタル体験が見事に表現されていました。受賞おめでとうございます。またご応募くださったクリエイターの皆様にも改めて感謝申し上げます。
(アドビ マーケティング本部 常務執行役員 兼 CMO 里村明洋)
- 企画制作/博報堂+博報堂プロダクツ
- ECD/嵐田光
- 企画+C/河口泰子
- Pr/為広晋吾
- PM/鈴木佑京
- 演出/吉田真也
- 撮影/島村朋子
- 編集/平賀彩、久保田亮
- ST/綾部秀実
- HM/藤本希
- CAS/石垣光代
- 出演/今西洋翔、中島真白、加藤槙人、鈴木勇磨
尼崎信用金庫
「フレーズに恋して」
小泉佑太(螢光TOKYO)、吉川詩歩(OND°)、武末直也(東北新社)
IDEA:フランス人のグレンは、大好きな日本に旅行した時の思い出を話しています。ご飯、景色など「最高だったわ」と語る中で、一番心に残ったものは“とある言葉”でした。まずは楽しみながら見られること、さらに「あましんに相談する」ことが頭に残って離れない、少し中毒性のある表現を目指しました。尼崎信用金庫が地域の皆さまにとってもっと身近な存在になり、まさしく「まずは、あましんに相談してみよう。」と思ってもらえるきっかけとなれば嬉しい限りです。
受賞コメント:キュートで少しシュールに、なによりもオリエンに忠実に。撮影では出演者とスタッフが思わず笑ってしまう映像が撮れたので、よりコミカルで親しみやすくなるように編集を重ねました。見た方がハッピーに、そしてこれをきっかけにあましんさんに興味を持って、相談に行ってもらえればこの上ない幸せです。このチームで受賞できて光栄です。繊細かつ大胆な芝居をしてくれた4人のキャストに感謝しつつ、この動画を選んでいただいた尼崎信用金庫さまに厚く御礼申し上げます。
お祝いの言葉:受賞おめでとうございます。あましんに聞けばええやんー「地域で一番の、話し相手でありたい」という私たちの思いを、印象に残るフレーズで表現いただいたと感じています。金融業界はかつてないスピードで変化していますが、効率化とデジタル化の中でも“地域・お客さまとともに”という当金庫のDNAは変えず、「あましんに聞けばええやん」の期待にお応えしていきたいと思います。ご応募いただいた皆さま、ありがとうございました。
(尼崎信用金庫 理事長 作田誠司)
- 企画制作/螢光TOKYO+東北新社
- ECD/前田康二
- 企画+C/小泉佑太
- 企画+演出/吉川詩歩
- Pr/武末直也
- PM/山下涼、増渕芳弘、葛西佑介
- 撮影/湯越慶太
- 照明/深谷笑平
- 編集/小林勇一
- 録音+MA/黒田就平
- ST/大石真未
- HM/浅山ジャスミン莉奈
- CAS/ヤマウチトモカズ、沢田裕真
- 出演/マノン・P、ジュリアン・ジョリべ、高崎佳代、緒方ちか
カシオ計算機
「わたしの憧れ」
布垣森彩(アクセンチュア)、竹節駿也(アクセンチュア)、石川安夢(アクセンチュア)
IDEA:祖母にプレゼントを使ってもらいたい孫娘が、相手を見つめ直し、一番ふさわしいものを見つける。その中で、強さや美しさのあり方に気付いていく。そうした物語を描きました。「おばあちゃんは、実はG-SHOCKが似合う存在なのではないか」といった気付きが企画のスタートでした。この物語を通し、「女性の美しさ=華奢さ」という固定観念を超えた「強く生きることは美しく生きることでもある」というG-SHOCKならではのメッセージを届けられたらと思います。
受賞コメント:若手3人が中心となり試行錯誤しながら制作した作品だったので、このような評価をいただけて嬉しいです。時計を泥だらけにして怒られるかと心配していたところに、協賛企業賞受賞の知らせ。なんて心が広い会社なんだと感動しました。G-SHOCKが似合う、強くて美しいクリエイターになれるようこれからも精進します。改めて、東映シーエムとスタッフの皆さま、監督、お力添えいただいた方々、そしてこの作品を選んでくださったカシオ計算機さまに、感謝申し上げます。
お祝いの言葉:この度は、受賞おめでとうございます。今回協賛企業賞として選ばせていただいた作品は、孫とおばあちゃんの些細な日常を舞台にしながらも、強いメッセージ性を感じる作品でした。優しくも強い身近な存在のおばあちゃんが主人公だったこともあり、実際に涙を流す人が出るほど、心に刺さる共感性の高い映像でした。世代を超え、自分らしく人生を楽しむ全ての人を支える存在としてG-SHOCKの多様性を表現いただきありがとうございました。
(カシオ計算機 時計マーケティング部 水谷早希)
- 企画制作/アクセンチュア Accenture Song+東映シーエム
- CD/山形孝将
- 企画+C/石川安夢
- AD/鈴木公徳
- 企画+D/竹節駿也、布垣森彩
- CPr/吉田圭介
- Pr/小和田圭二、牧島智一
- PM/雨宮正典、植木大智、篠崎望来
- 演出/Chad Reeves
- 撮影/宮本佳史
- 照明/青島洋平
- 編集/鹿田真矢湖
- 音楽/鶴丸正太郎
- 録音+MIX/桐山裕行
- ST/よしだえりか
- HM/竹島健二
- CAS/今野由斐
- 出演/永井利枝、神嶋里花
サラヤ
「はじまりは、やさしさから」
澤本あかり(電通)、中山佳香(koe)、宮田光(ロボット)
IDEA:人の手肌も、環境も、野生動物の保護まで考えているヤシノミ洗剤。「え……この洗剤、やさしすぎない?」そんな率直な意見から、企画がスタートしました。やさしい洗剤から手肌や環境が良くなっていくように、やさしい気持ちからストーリーがはじまっていくのもいいな。そんな気持ちを込めて、これから始まる物語の序章を描いています。動画を通して、商品のもつ真のやさしさを感じてもらえたら嬉しいです。
受賞コメント:監督も、カメラマンも、プランナーも、スタッフの多くが同年代の若手女子。好きな作品や、ハマっている動画で盛り上がる中で、表現したい雰囲気がだんだんと定まっていく楽しい現場でした。この商品は調べれば調べるほど本当にやさしさを感じる洗剤で、撮影が終わる頃には家のシンクに迎え入れていました。本当にいいなと思った気持ちが伝わるよう、みんなで映像を完成させたので、このような賞をいただけて、とても嬉しいです。
お祝いの言葉:この度は作品のご応募、ありがとうございました。受賞おめでとうございます。環境意識の高い層には浸透しつつある「買い物は投票」というフレーズを用いて、身近な日用品を購入することから世の中を変えられるというメッセージが伝わってきました。映画やドラマのようなおしゃれな世界観、設定や小道具からもこだわりが感じられ、ターゲットである20~30代にも受け入れられる動画になっていると思います。
(サラヤ 広報宣伝統括部 主任 肥田布美子)
- 企画制作/電通+ロボット
- CD+企画+C/澤本あかり
- 企画+C+演出+編集/中山佳香
- AD/藪本晶子
- Pr/宮田光
- PM/岡田あかり
- 撮影/永井樹里、山崎慶
- 照明/三代宇宙、小川真人
- 美術/里見麻衣
- カラリスト/片山健人
- MA+AE/吉崎雅章
- ST/中村もやし
- HM/久保琴音
- CAS/大川真熙
- 出演/中尾百合音、見津賢
JR 東海ツアーズ
「とにかく旅行に行きたい水野」
黒川大成(ADK マーケティング・ソリューションズ)、髙原春菜(ハット)、中澤達郎(ハット)
IDEA:旅行願望が最大化する時、それは「旅行に行きたくても行けない時」だと考え制作しました。肥大化する主人公・水野の旅行願望を見るうちに、気付けば自分も旅行に行きたくなる。家にいても工夫すれば旅行気分は味わえるけれど、それでも結局実際に足を運ぶことには勝てない。と思ってもらえるよう企画しました。
受賞コメント:最初に「エモくしない」とだけ決めて、気が付いたら顔を白く塗っていました。とにかく主演の円井わんさんがすごすぎました。キュートでシュールな世界観をほぼ一人で……。また、制作に関わってくださった皆さん全員が本当に素晴らしくて、映像をつくる楽しさを再認識しました。あー楽しかった!そして、JR東海ツアーズさま。決して王道ではないこの企画を選んでいただき...