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心に残ったプレゼン術

林遣都が出演、映画のようなエンドロールが流れてくるテレビCM

EMシステムズ

調剤薬局や医科、介護・福祉分野向けのシステム事業などを手がけるEMシステムズ(大阪市)が11月27日、初となるテレビCM「エンドロール」篇を公開した。タイトル通り、足を骨折した青年(林遣都)と回復までを支える整形外科医・看護師・作業療法士・ヘルパー・薬剤師といった50人以上の関係者たちを映画のエンドロール仕立てで紹介する内容だ。終盤には「デジタルで日本の医療・介護の現場を支える」というタグラインと社名ロゴが現れ、ようやくEMシステムズのCMと明かされる構成となっている。

國光宏昌社長によると、医療関連業界は新規参入などもあり市場全体で成長を続けている。一方で事業内容の認知度が低く、優秀な人材が集まりにくいという課題があった。

「医療現場を支える『医療×IT』を主軸とする当社のような仕事は実態がなかなか届きにくく、もどかしさを感じていました。1980年に創業し業界内でも老舗としての自負があるからこそ、今こそ広く会社や業界自体を認知してもらおうと、初となるCM制作に踏み切りました」。

企画制作にあたっては電通に相談し、オリエンでは「業界自体の認知を高めたい」という自身の熱量を伝えたのみ。数十人の社員とパーパスを策定するワークショップなどを経て、複数のクリエイティブの提案があった。その中で「エンドロール」篇を採用したのは、多数のテレビCMの中で埋もれない“異質感”があるという...

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