ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼・彼女らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。香港とイギリスに拠点を置くデザインスタジオ Pengguinの2人です。

Q1. 表紙のアイデアについて教えてください。
私たちは現在香港とイギリスに拠点を置いています。今回のカバーデザインでは、私たち2人が地理的な制約を受けることなく共同で制作できるような、新たな方法を模索してみました。
私たちのスタジオがたまたま今年10周年を迎えることもあり、思い付いたのは「キャッチ&パス」のやり方です。一人がデザインして、それをもう一人に渡して、レイアウトにクリエイションを加えていく形です。そうして10回にわたってグラフィックの形と形を重ね合わせ、「Creative addiction」を体現しました。

Q2. そのアイデアはどのように生まれましたか。
このインタラクティブで実験的な制作手法により、地理的な制約を受けることなく、クリエイティブな可能性を追求することができると考えました。
Q3. 日本の広告やデザインについてどう思いますか。
日本の広告やデザインは、常に世界のデザイン業界の先駆けだと思っています。日本のデザインには、独自の無神論的な考え方や、ボリューム、視覚言語があり、その独自性は誇るべきことです。また日本の「侘び寂び」やミニマルなスタイルからも、常にインスピレーションや影響を受け続けています。サッカーの日本代表チームのように、日本がこれからも前進し続けることを願っています。